クルマののニュース

くるま大好き"のの"が書いてます

【悲報】スズキ フロンクス、衝突試験で後席シートベルト不具合→ANCAP星1「自走する棺桶」

オーストラリア/ニュージーランドの自動車安全性能評価を行うANCAPで、スズキスイフトが星1(星5個が満点)を獲得しました

2025年にANCAPで評価が行われたクルマの中で一番評価が低かったです

スズキ「フロンクス」ANCAP

スズキ フロンクスの概要

スズキのクロスオーバーSUVです

スズキのインド法人となるマルチスズキで生産しており、2024年に日本に導入となりました

スズキ「フロンクス」

ANCAP 安全評価結果

スコアは、成人乗員保護レベルで48%、子供乗員保護レベルで40%、歩行者や自転車の保護レベルで65%、予防安全レベルで55%となってます

Suzuki Fronx | Safety Rating & Report | ANCAP

スズキ「フロンクス」ANCAP スコアサマリー

安全性の比較のため、オーストラリアで販売されている同価格のコンパクトSUVとなるKIA EV3とMINI Acemanのスコアを比較したいと思います

比較をしてみるとその数字の低さに驚きます

スコアレベル スズキ KIA MINI
フロンクス EV3 Aceman
ANCAP安全評価 星1 星5 星5
成人乗員保護レベル 48% 83% 83%
子供の乗員保護レベル 40% 86% 87%
歩行者や自転車の保護レベル 65% 78% 77%
予防安全レベル 55% 81% 83%

KIA「EV3」

MINI「Aceman」

安全評価が低い理由

評価が低い理由は複数の要因があります

なぜ安全ではないのか試験の結果から内容を精査してみましょう

 

①後席のシートベルトがちゃんと締まらない可能性がある

試験中に、後席のシートベルトが壊れてロックできず、乗っている人が前に放り出されるような状態になりました

これは事故の瞬間に致命傷につながりやすいタイプの問題で、ANCAPは「対策が終わるまで後席に人を乗せない方がいい」とまで言っています

 

②前から強くぶつかったとき、後席の大人の体が守れない

前面衝突の試験では、後席の人の胸へのダメージが大きくなる結果が出ました

要するに「前からの衝撃で、後席の大人が胸をやられやすい」設計・装備になっているということです

 

③子どもが前に飛び出しやすい

後席のシートベルトに、衝突の瞬間に体を強く引き留める装置(プリテンショナー)が付いていません

そのせいで、衝突した瞬間に子どもをしっかりと止めきれず、頭や首に危険な結果になりました

 

④横からぶつかったとき、前席同士がぶつかるリスクを高い

現代の車にある前席の間のエアバッグ(センターエアバッグ)がありません

横から衝撃が来たとき、運転席と助手席の人が近づくためケガを起きやすきなります

 

⑤事故を避ける自動ブレーキが「できない状況」が残る

自動ブレーキなどの運転支援は付いていますが、「正面衝突を避ける場面」や「後退時に人を検知して止まる」といったところが弱い(または未対応)とされています

つまり、危ない場面を十分にカバーできていないので、事故回避の期待値が低いです

 

⑥歩行者と接触したとき、下半身に大きなケガをさせやすい

歩行者保護は頭よりも、骨盤や太もも周りのダメージが大きくなりやすい結果でした。もしも人をケガさせてしまった場合にはより被害が大きくなりやすいです

 

まとめ

ANCAPはオーストラリア/ニュージーランド向け車両を対象にした安全評価です

したがって、日本で販売される同名モデルがそのまま直ちに「星1」だと断定することはできません

仕向地の仕様の違いで装備やが変わる可能性はゼロではないからです

ただ一方で、衝突安全の根幹(車体構造、拘束装置、後席の保護設計など)を市場ごとに大きく変えるのは、設計・認証・コスト面から現実的にハードルが高いのも事実です

「仕向が違うから別物」と期待するより、評価で示された弱点は広く当てはまる可能性が高いと見ておくのが、消費者としては安全側の判断になります

だからこそ、ユーザーは「価格」だけでなく「安全性」を重点において、より安全なクルマを選ぶべきです

そしてメーカーは、利益やコストの都合で安全を削るのではなく、最低限ではなく十分な安全性を提供する責任があります。安全はオプションではなく、命に直結する品質です

 

スズキの関連記事はこちら