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【悲報】ダイハツから不正の反省を感じない、親会社トヨタ社長は問題の大きさを理解していない

一連のダイハツの不正について重い処分を想定していましたが想像よりも軽かったのでご紹介

 

要点

  1. 立ち入り検査で発覚した試験車両に加工を行う不正行為9件と、規定と異なる試験装置を使用した不正行為5件の合わせて14件の新たな不正の発覚
  2. 不正行為の悪質な3車種の型式指定の取消し*1
  3. 国土交通省からダイハツに対する是正命令
  4. 基準不適合の可能性がある2車種のリコール届出の指導*2

ダイハツ「グランマックス」

国土交通省とダイハツのリリースの温度差

今回のリリースでは要点1を国土交通省は発表、ダイハツのリリースでは「新たな不正行為が確認されました。」としか触れておらず、ダイハツがユーザーに対して正しく発表ができない不誠実な企業であることがまた明らかになりました

不正を見逃し隠ぺいするような体質が全く変わっていないことが、このリリースで受け取れます

 

そして注目すべきは要点2です

2車種の型式認定の取り消しです

ダイハツ報告の不正車種は46車種なのに対して、たったの2車種しか取り消しとしてません

クルマメーカーが量産をするためには型式認証が必要です

安全を脅かすメーカーの重大な背任行為であるにも関わらず、約1か月経っているにも関わらず、まだ2車種した取り消しを行っていない国土交通省の調査が遅いのも批判されるべきです

国交省は仕事を舐めてるとしか思えません

 

ダイハツの親会社トヨタのコメントも違和感の塊

型式指定取り消しの対象となったモデルで販売済みの車両については「型式は取り消されることはない。基本的にはそのままお乗りいただける」と述べた。

トヨタの佐藤社長の言動も意味不明で、今まで販売したクルマがダイハツが不正を行ったために現時点では安全かも分からないにも関わらず、型式が取り消されないので乗れるというさっぱり意味が分からないことを話してます

この言動は論理がおかしく、正規の手順の試験を行い、安全だから販売できる安心して乗ることができるクルマであり、車検が通らなくはならないから安全であるというわけではありません

クルマメーカーの売りっぱなしの傲慢な論理を振りかざしています

こんな考えでクルマを開発している、トヨタやダイハツのクルマは恐ろしくて乗ることがでにないと私は思います

 

おわり

安全を担保できないクルマは公道を走るべきではなく、国土交通省は車検を通さない対応や使用禁止の通達を出すなどの権限行使すべきです

それも行わずにダイハツに口頭注意だけなのが日和ってるとしか思えません

クルマは安全であるべきという共通認識をトヨタ・ダイハツ・国交省は放棄しており、ユーザーを置き去りにしています

ただ動けばいいだけのおもちゃをメーカーは作っているのでしょうか?

クルマはそうではなく、安全が担保されているユーザーに安心安全なクルマを提供する義務があります

ユーザーの命を乗せて運ぶ乗り物であり自分らが作っているものの危険性を認識していないことに恐ろしさを感じます

*1:ダイハツ・グランマックス/トヨタ・タウンエース/マツダ・ボンゴ(いずれもトラックタイプのみ)

*2:ダイハツ・キャスト、トヨタ・ピクシスジョイ